志望する業界と企業の安全性を知っておかないと後悔する

初めての就職活動では金融機関を志望しており、望み通り第一志望の所から内定を得られました。ところが、業界の置かれた状況や企業の健全性の分析が甘く、入社後経営が悪化し、希望していた仕事が十分できなくなりました。もし就職活動をやり直せるとしたら、こうした後悔をしないためにも、業界と企業の安全性などをよく分析しておくつもりです。

志望する業界と企業で働けることになった

初めての就職活動では、主に金融機関を中心に回っていました。 金融機関に入って企業向けの営業を担当すれば、お金の流れを現場で学ぶことができ、財務分析の実務を経験できると思ったのです。 また、特に中小企業向けの営業ができれば、ゼロから会社を立ち上げて大きくした、いわゆるオーナー社長にも話を聞く機会が得られるだろうとも思いました。 サラリーマン社長と違って、何も信用がない所からビジネスを始めて、様々な苦労をしながら修羅場を潜り抜けてきたことについて、生の声を聞けると考えたのです。 そうした経験を生かして、入社後10年程度で退職して起業し、世の中の役に立つサービスを提供する、という目標を立てていました。

そうした理由から、就職活動でも金融機関を中心に数十社ほど回っていました。 その結果、第一志望の所から内定を得られ、入社後も希望していた通り、地方支店での中小企業向けの営業を担当できることになりました。

つまり、初めての就職活動自体は、望み通りの結果を得ることができ、一見後悔のないものだったと言えます。

入社後経営が悪化し仕事に支障が出てきた

ところが入社後しばらくして、その経営は悪化していきました。 当時は金融危機の最中にあり、金融機関全体が厳しい経営環境に晒されていました。 また金融機関の中でも、財務状態の健全性には差があり、比較的安全性の高い所もあれば、吸収合併が囁かれる所もあったことは周知のとおりです。

そうしたことは調べればわかることであり、実際自分なりに業界・企業研究を通じて知っていました。 ただそうした研究は、あくまで自分がその業界と企業に合っているかを知るための作業が中心であり、それらが大丈夫なのかを認識する目的とは言えませんでした。 マクロ経済の動向をニュースなどで把握し、企業の健全性について財務分析の知識を身に付けてデータを基に分析する、といったことまではしていなかったのです。 その結果、入社してから思った以上に、自分の属する業界と企業を取り巻く環境が厳しいことに気づき、焦りと不安を感じました。 自分なりに目の前の仕事に懸命に取り組みましたが、入社後しばらくして経営は悪化し、仕事にも影響が出て来るようになったのです。

もし就職活動をやり直せるなら

もし就職活動をやり直せるとしたら、以上の反省をふまえて、業界と企業の分析をしっかりと行います。

まず経済全体の流れを把握し、その業界に及ぼす影響を予測します。 大学で経済学の授業が受けられたらそうしますし、それが無理でもニュースや本などで独学し、体系的に経済を把握して、そうした予測ができるようにするつもりです。

その上で、個別の企業の健全性などがわかるように勉強します。 まず簿記や会計などを学んで、財務分析の方法をマスターします。それを生かし、志望先を含む各企業について財務データを収集し、安全性に加え、収益性、生産性、成長性などを分析し、総合的に見て経営が大丈夫かを判断できるようにします。

実務経験のない学生の段階では、できることに限りはあるでしょう。 それでも裏を返せば、できる範囲の所まではやっておくつもりです。そこまでしておけば、入社してからどうなっても後悔の度合いは低いはずです。